まず、「シニア」って何歳から?について
当ブログでは、55歳以上からとして考えていきます。
大企業・中堅企業に勤めている場合、
・役職定年
・早期退職者優遇制度
・配置転換や関連会社出向等
という直近の分岐点に差し掛かっていることです。
また、
昇給も微々たるものとなり
退職金・再雇用制度・年金受給のことも
アタマを過ったりする年代です。
ライフサイクルでは、この年代は「壮年期」
子どもが成長して手がかからなくなり、
仕事でも精神的・時間的に
少しずつゆとりが出てくるのではないでしょうか。
一方、未知の将来に対する不安は残ります。
70歳まで現役世代として考えるとまだまだ先は長い。
そうした中、起業の2文字が
浮かび上がってくることもあると思います。
私自身50歳を超えてから起業をしました。
どちらかと言われれば、
シニア起業推進をしています。
ただ、色々と考慮しなければならないことがあることは事実です。
それを知った上で、また対処した上で進むことをお勧めします。
起業・創業・設立・創立・開業・スタートアップとは?
色々な言い方がありますね。
どれも一緒に使われることがあると思いますが、
細かに見ていくと少しずつ定義が違います。
少し見ていきましょう。
●起業
新たに事業を起こすこと
「これから起業します。」
「起業しました。」
というような使い方をしますね。
●創業
新しく事業を開始すること
起業と同じような意味合いですが、
どちらかというと過去形の感じですね。
●設立
法人として登記すること
設立日=登記日
創業日(起業日)≦設立日となりますね。
個人事業者(フリーランス)などは設立とは言いません。
●創立
新たに施設や機関、制度、組織を作り出すこと
会社の創立記念日は、創業日(起業日)もしくは設立日で
それぞれの会社によって異なるという感じでしょうか。
●開業
新たに事業を開始すること
ではありますが、
個人で、飲食店や小売店を始める場合に使われます。
●スタートアップ
誕生して間もない会社という意味合いが強いと思います。
これから独立して事業を起こすという意味で
起業という言葉を使っていきます。
起業家の内訳
中小企業庁が公開する中小企業白書2020年版では、
起業家の内訳として
フリーランスの起業家 46%
副業起業家 8%
上記以外の起業家 46%
フリーランス起業家の年齢構成
男性は、50歳前後でそれぞれほぼ50%ずつ
女性は、50歳前が約70%、以降が約30%
男性はシニア起業が多いのが分かります。
一方女性は比較的若い人が多い傾向です。
フリーランス(個人事業主)の起業目的
中小企業庁が公開する中小企業白書2020年版では、
(これは別の年で見てもそんなに変動しないと思います。)
①自分の裁量で自由に仕事をするため 57%
②自分の好きな仕事をするため 51%
もう、自由という2文字ですね!
自分の好きなようにできる!
ステキないい言葉です。
自分が思っているようにできなかった仕事ができる!
余分な作業をせずに、仕事に没頭できる!
自分が好きな時間に仕事ができる!
自分が生み出した成果が全て自分の報酬になる!
:
こういうお花畑の構想であればちょっと待ったーです。
起業とは?
全て自己責任です。
自分が行動したことが全て自分に跳ねってきます。
意欲のある人はこの完全成果主義は受け入れやすいですね。
と言うか、寧ろ望むところ。
でも、冷静に考えていくべきことは多々あります。
今、自分が担当している(面倒をみてきた)取引先が
自分にそのまま乗り換えてくれるとは考えにくいですね。
フリーランス(個人事業主)になるのであれば
年金も厚生年金の上乗せが無くなります。
個人事業主での起業が良いのか
会社設立をした方が良いのか
名前はどうしようか
会社設立の場合、
株式会社が良いのか
合同会社が良いのか
資本金は幾らが良いか
資金はどれくらい用意すれば良いか
(金融機関などから借りられるか)
定款はどうすれば良いか
電話は、ホームページは、メールアドレスは、名刺は…
:
何を考慮しておくべきか。
後で後悔しないためにも、事前準備をしっかりと。
起業する前に
起業は、夢があると思います。
今まで感じていたストレスが無くなることも。
でも、今までとは違うストレスが発生することもあり得ます。
今まで勤めていた会社と、
業務委託契約を結んでいく形態等であれば
比較的リスクは少ないですね。
よーく見極めて進むことをお勧めします。
時間の経過は早いですから、如何に重要性を感じられるかが大切
個人・小さな会社にとって、新たに消費税インボイス制度も影響してくる可能性もあります。今まで関係のなかったことを知っておく必要もあります。
そのためには、相談相手がいると良いですね。
ただ、起業したことが無い人に相談するのは危険かもしれません。
当ブログでは、これからも、
シルバー起業を目指す方向けに情報発信をしていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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