生活をする上で大切な日光
でも、時には有害なものともなってしまいます。
真夏に直射日光の当たる窓際に座っていると、もう暑くて暑くてたまりません。
これは赤外線(熱線)の影響ですね。
人でなく、書類や衣類等を置いておくとどうでしょう?
感熱紙を使うレシート等は短期間で、文字が見えなくなったり、日焼けしたりしますね。ビニール袋などのプラスチック製品も劣化が激しいですね。畳も色褪せてしまいます。
これらは、紫外線の影響です。
屋外に置いてあるモノの劣化は激しいですね。
看板の色褪せ、エアコン配管のテープ劣化などを見ると、その影響の大きさが分かります。
紫外線は、直射日光が当たっていなくても反射などにより影響を受けます。例えば、日傘をさして歩いていても、地面からの反射等により紫外線を人体に受けることになります。
太陽紫外線については、コチラ↓をご参照下さい。
日照時間の長い浜松、新築・リフォームで窓ガラス対策は大切|夏暑く冬寒いのは何故?日射・輻射(放射)・伝導・対流熱とは?紫外線はいつ強い?
窓ガラスも実は、紫外線をある程度カットしています。
紫外線強度計というもので、窓ガラスを開けている状態と閉めた状態で計測してみました。
相対評価として見てください。
測定日:2023.5.10 測定地:静岡県浜松市中区
オッ!ゴーヤの日
紫外線強度計測 窓開け状態①
紫外線強度が強いので、Hiにしてあります。
表示数値×10が、強度となります。
225が表示されているため、225×10=2,250(単位略)となります。
紫外線強度計測 窓閉め状態 Low-Eガラス
強度計は、そのままHiのまま。同じく×10をします。
34が表示されています。
34×10=340
ということは、
窓を開けている状態では、2,250
窓を閉めた状態では、340
約85%がカットされているのが分かります。
でも、大いのか少ないのか分かりませんが、紫外線が屋内に入り込んでいます。
Low-Eガラスは、省エネガラスとも言われることもありますが、そのガラスでもです。
通常の単板ガラスや、ダブルガラスではもっと入り込んでいる筈です。
(結論)
窓ガラスを閉めていても、室内に紫外線が入り込む。
紫外線強度計測 窓開け状態②
窓ガラスに遮熱断熱UVカット性能を持つコーティング剤を塗り検証してみました。
この時点での窓を開けた状態で再度紫外線強度計測をします。
太陽光の角度や当り方が変わっている筈ですので。
写真撮影を縦でしてしまい、前の画像と変わってしまいました💦
強度計は、そのままHiのまま。同じく×10をします。
239が表示されています。
239×10=2,390となります。
紫外線強度計測 窓閉め状態 Low-Eガラス+窓ガラスコーティング
色が青みがかっていますが、窓ガラスからの視界は変わっていないように見えています。
紫外線強度計は、Hiでは計測できず、Loにしました。
表示された数値がそのまま値になります。
5が表示されています。
ということは、
窓を開けている状態では、2,390
窓を閉めた状態では、5
約99.8%がカットされているのが分かります。
ゼロではありませんが、殆どカットされUVカット効果があるのが分かります。
(結論)
UVカット効果のあるコーティング剤を窓ガラスにコーティングすることで、UVカットを実現。
紫外線強度 検証
窓ガラスを閉めることで、紫外線を約85%カットしていますが、それでは色褪せや日焼けは防げていません。
今回は、コーティング剤を窓ガラスにコーティングしましたが、UVカット効果のある、カーテンやフィルムなどでも抑止できそうですね。ブラインド等で反射させるという手もあります。
ただ、これらは部屋の中を暗くしてしまうという、窓本来の効果を犠牲にしてしまうことにもなりかねません。
今回使ったコーティング剤は、透明度が高く視界を確保した上で、遮熱断熱UVカットに効果があるものとなりますが、実際にUVカットでも実証できました。
今回使用したコーティング剤は、アスクリン社「クールセーブ」です。
コメント