温暖な浜松ですが、それでも歩いていると、室外機が勢いよく動いているのを見かけます。
冬は暖房運転をしていますので、室外機のファンからは冷たい風が出てきます。(夏は熱い風)
これは、エアコンは熱を交換する機器だからです。
室内の熱と室外の熱を交換しています。
そのため、室外機のファンが激しく動いているときは、室内機からも強い風が出ており、弱く動いているときは、室内機も設定温度に近い状態で緩く運転していると思います。
室外機の音がうるさい
室外機の音がうるさいのは、ファンが回っているためです。
そのファンの回転が室外機自体の振動となり、接地面の関係で音がでている可能性があります。
また、空気の振動や、設置場所の関係で周りのものが振動している可能性もあります。
室外機は、屋外に設置される前提で設計されていますので、当然風雨にも当たることは考えられていますので、簡単には故障するものではありません。
室外機の音が冬の方が大きく感じるのは何故?
夏の冷房運転中に比べ、冬の暖房運転中の方が、音が大きく感じることがあると思います。
あの、ブーーーンという音は、気になりだすとかなり気になってしまうものです。
冬の方が絶対湿度が低く、空気中の水分量が少なく、音が伝わりやすくなるということもあるかと思います。
実は、冷房運転と暖房運転の違いは、エアコン自体は配管に流れる冷媒を逆に流しているだけです。
冷房が時計回りだとすると、暖房が反時計回りという感じです。
そのため、室外機の運転が大きく変わることはありません。
では、何故?
それは、激しく動いていることが多いためです。
浜松市の平均気温で考えてみます。
2024年の1月の平均気温は7.8℃、8月の平均気温は29.1℃でした。
冷房運転を考えてみます。
例えば、室外は29.1℃、エアコンの設定温度が26℃とすると、その差は3.1℃
暖房運転を考えてみます。
例えば、室外の温度が7.8℃、設定温度が22℃とすると、その差は14.2℃
冷房3.1℃に対し、暖房14.2℃です。
どちらが激しく動くことが多いか、分かると思います。
音を抑える対策は?
まず考えるべきことは、
室外機とその接地面の振動です。
業務用の空調機であれば、殆どの室外機には、制振用のゴムが敷かれています。
ところが、家庭用ルームエアコンの場合には、ベランダやブロックの上、地面に直接置くだけという場合が多いと思います。
そう、制振用のゴムを敷くだけでかなり変わってくると思います。
ゴムを敷く際に気をつけたいのは、室外機と室内機は、銅管の配管で繋がっています。無理に大きく動かすと、亀裂などが入り冷媒が漏れてしまう原因ともなってしまい、結果冷暖房の効きの悪化や故障につながります。
遊びはありますので、その範囲内で、少しずつ動かすようにしてください。
ラックなどに置いてある場合は、固定が緩んでいることも考えられます。
しっかり固定します。
次に、室外機のファン吹き出し口前に荷物などを置いてあったら撤去し、スペースを確保する。
反響の可能性やもしかしたら効きが悪くなり高負荷運転にしてしまっているかもしれません。
室外機吹き出し口と隣家の塀などが近いなどの場合は、室外機用の風向きガイドがメーカーなどから発売されていると思いますので、それをつけるのも一手です。
自分で、室外機を分解し、ファンに潤滑油を注ぐなどを紹介している場合もありますが、完全に自己責任になります。
自分で室外機を掃除をする場合は、アルミの板が集まったフィンについた汚れを落とす、ファンに草木が刺さっていたりしたら取り除く程度はやっても良いかもしれません。
夏の暑さ対策で、室外機に遮熱カバーなどをつけている場合は、それが振動している可能性もありますね。
明らかな異音が認められる場合は、メンテナンス依頼をして対応となります。
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