エアコンは43℃まで使用できるので、酷暑の毎日でも問題なく使えると思っていませんか?

エアコン省エネ・節電・暑さ対策
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2023年(令和5年)、今年の夏は連日の酷暑続きで、
地球温暖化でなく、「地球沸騰化」という言葉さえ出てきました。

熱中症警戒アラートも、私の住む静岡県浜松市ではもう毎日です。

とは言え、個人的には今年は結構夜になると涼しい風が入ってくるなと思っています。
(加齢により温度差を感じなくなってきた???)

熱中症対策で大事なのは、“こまめな”水分補給、睡眠、栄養補給、そしてエアコンによる室内温度調整だと思います。

エアコンって、電源を入れ冷房運転にすればいつも冷たい風が出てくると思っていませんか?

えっ!
逆にエアコンが動かないことってあるの?

エアコンは43℃まで使用可能?

この43℃って何でしょうか?

勿論、設定温度ではないですね。
室温でしょうか?

実は、JIS規格の中で冷房過負荷試験条件が43℃となっています。

これは、外気温が43℃の状態であれば正常に運転することを保証しましょうということです。

観測史上最高気温は、41.1℃

2020年8月17日、私の住む浜松市で観測された41.1℃
これが日本の気象庁データでの最高気温となっています。

じゃあ、まだ少し余裕があるということだね

室外機周辺の温度は環境によっては激熱

今年の7月20日
静岡県磐田市のとある工場で10分単位で温度データの測定をしてみました。
西日が直接当たる建物の西側に室外機が置いてあり、下はコンクリート

その日の観測データでは、最高気温が10時で31.1℃でした。

するとどうでしょうか!
13時過ぎから17時前にかけて、40℃を超えていることが多々ありました。

そして、14時~15時には45℃を超えている!

保証されている43℃を超えている💦

室外機を置く場所、環境整備が重要

実は、エアコンは室外機が心臓部です。

室外機置場は、後から考えるということも多いかもしれませんが、折角の一番暑い時間帯に使えない(冷たい風が出てこない)ということがないように、置く場所もよく考える必要があります。

屋根の上
直射日光の当たる壁
西日が当たるコンクリート
など環境はあまり良くないと思います。

日陰にできませんか?(風通しを良くしておくことは必須)

できないならせめて遮光・遮熱の工夫はできませんか?

室外機は室外温度43℃迄が限界?

43℃はあくまでもJISの標準です。
基本的にはこれに準拠していますが、
エアコンメーカー各社では、機種によって50℃など色々対応を図っています。

どうしても過酷な環境で使用するという場合は、この確認をしてみてください。
仕様書にも掲載されているかもしれません。

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