医療費のお知らせをチェックした方が良い理由|確定申告をしない人も要チェック

請求書チェック閑話
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例年、1月に加入している健康保険機関から「医療費のお知らせ」が届くと思います。

内容をチェックしていますか?

実は恥ずかしながら、私自身今まで内容は、いつ頃どういう医療機関にかかったかはチラ見するのですが、内容まではチェックしていませんでした。

意外に通院しているな!

この「医療費のお知らせ」
確定申告で医療費控除を受けようとする方は活用されると思います。

医療費控除とは?

医療費控除とは、暦日の1月1日から12月31日までの1年間の自己負担医療費が、10万円を超えた場合に適用される、所得控除(税額控除でないので、超えた額の税金が戻ってくる訳ではない)です。

医療費控除は、自動で控除される訳ではなく、また年末調整でも申告できないため、会社等に勤めている方でも確定申告をする必要があります。(忘れていても過去5年間まで可能)

高額医療費や医療保険金が入った場合は、差し引きされます。

また、生計を一にする家族をまとめることができるというは、ちょっと他の控除と違いますね。

医療費のお知らせの記載期間に注意

前述の通り、医療費のお知らせは1月に届きます。
医療機関等で発行される領収書の代わりに、これを使って確定申告する場合に注意しなければならないのは、完全に前年1年間を網羅されていないということです。

医療機関から健康保険機関へリアルタイムで届くわけではないでの、協会けんぽで確認したところ、3月上旬にならないと12月分は反映されないということです。
後期高齢者医療保険の場合はまた少し異なると思います。

ということは、前年10月頃までしか反映されていませんので、あとは再発行依頼するか、領収書を使用するということになります。

医療費のお知らせと領収書を突合せチェック

今年の確定申告の準備をしていた息子が、義母の医療費のお知らせと領収書を突合せして、金額が異なるものを発見

私に確認してきました。

どう見ても、自己負担額が違う!
領収書に記載の自己負担額の方が多く、医療費のお知らせの方が少なくなっていました。

何か、特別な見方があるのだろうか?
色々と計算してみましたが、どうしても合わない。

ちょうど、私が通院している総合病院分だったため、その通院時に確認してみると、最初は調整があった云々行っていました。自己負担の証明が違うのを確認してほしい旨伝えると、再確認の上、結局計算が違っていた(入力上は正しいということ)となり、返金がありました。

医療機関で請求後に内容が変わるということがあるんですね。
変わったのなら連絡して精算するのが普通だと思うのですが。
会計処理していくと合わなくなる筈

しかし、自己申告して初めて返金です。

全部チェックするのが望ましいのですが、金額が大きいものだけでもチェックすることをおススメします。(不一致は、あってはいけないことですが)

医療費請求額の違い(人為的ミス)

実は、この総合病院、先月私の治療費が事前に聞いていた額と大きく乖離していたことがありました。

その治療費は3割負担で30,000円ちょっとと事前説明を受けていました。

治療を終え、精算機に向かうと「料金は、48,610円です。」
取り敢えず、支払うしかありませんので、クレジットカード決済で支払う。

出力されてきた明細を見ても分かりません。
3割負担にはなっています。でも何故???

念のため、受付に行き「事前に聞いていた金額と大きく違うのですが

結局、入力をミスしていたということで返金です。
見学にして15,000円強。3割負担ですから、医療費にしてみたら50,000円超です。

これも自己申告しなければ返金されないですよね。

同じ総合病院で、続けてこれは流石にマズイです。

今回は、金額が大きくなるため事前に説明を受けていましたが、具体的な金額を聞かなければ指摘もできません。

医療機関の事務処理も完璧ではない!

もうこう言わざるを得ません。
「医療機関の事務処理も完璧ではない!」
そう、ヒトがやることですからミスはあり得る。

ただし、問題はミスかどうかを検証する手段がないこと。

そういう意味では、最低限、医療費のお知らせと領収書のチェックはしておいた方が良いですね。

あとは、高額の治療費となるものは事前にある程度の金額が出ると思いますので、確認しておくこと。

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