毎年一度行われる年末調整では、
年調年税額の計算・過不足額の計算と精算が行われます。
例年と異なるのは、令和6年(2024年)分には、「定額減税」というものがあること。
定額減税は、税額を一定額減額する減税です。
1人あたり所得税3万円、住民税1万円の合計4万円が減税というものです。
全員に一律4万円給付と異なり、税額から引きますというものです。
扶養家族がいれば、その人数分も減税対象です。
ただ、例えば、
・住民税非課税世帯等
この場合、1世帯当たり10万円給付されました。
・住宅ローン減税等により所得税のみ非課税
・1年間で、所得税及び住民税が不足し減税しきれない
これらの場合は、減税できませんので、不足分が調整給付金と言う形で、給付されます。
(申請をしないといけませんが)
定額減税となっていますが、給付されるケースがあります。
浜松市では、調整給付金の受付を10月31日で終了しています。
また、
・1カ月で、所得税及び住民税が不足し減税しきれない
この場合は、数カ月かけて減税されます。
・今年令和6年にこどもが生まれた
この場合は、年末調整や確定申告で定額減税
(減税できない場合は、令和7年度以降の不足額給付において差額が給付される予定)
色々ありますね!!!
これを、今年だけ特別の処理を給与担当者の方がやらなければなりません。
間違いはないとは思いますが、人がやることです。
毎年貰う源泉徴収票ですが、確定申告をする人等一部を除く、あまり見ることもなく保存されるのみかもしれません。
でも、令和6年源泉徴収票は、赤枠内の摘要欄をしっかり確認してください。
定額減税された額は、「源泉徴収時所得税減税控除済額xx、xxx円」
控除しきれなかった額は、「控除外額xx,xxx円」(全て控除された場合は、0円)
今年こどもが生まれた場合等、場合によっては、年末調整・確定申告でも処理が終わらないことがあります。
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