省エネ・脱炭素に関わる業務に従事し、また幾つかの資格を保有していますが、家庭分野という身近なところの知識確認のため、「省エネ・脱炭素エキスパート検定【家庭分野】」という検定試験を受験してみました。この検定は、IBT方式でした。
IBT方式?
CBT方式では受験経験があるが
省エネ・脱炭素エキスパート検定【家庭分野】とは?
一般社団法人省エネルギーセンターが実施する検定試験です。
「2050年カーボンニュートラル」に挑む、新世代の省エネ検定となっています。
家庭の日常生活における省エネする家庭分野と、事務所ビルなどの業務用ビル分野の省エネを推進するビル分野があり、いずれも脱炭素社会を実現するカーボンニュートラルの知識を習得することも目的としています。
今回は、家庭分野を受験しましたので、此方の情報です。(ビル分野と共通することも多いですが)
受験資格:年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験できます。
受検料:9,900円(税込)
検定形式と概要:【試験時間】80分、【出題型式】空欄補充問題12問と多肢選択問題30問、【合格基準】150点満点中100点以上の得点
本検定は、家庭の省エネ普及に関する知識や実践方法を習得したい方を対象に
「カーボンニュートラルの基礎知識」
「エネルギーの基礎と家庭の省エネ」
「機器による省エネルギー」
「住宅の省エネルギー」
について、総合的な知識を持っているかを検定によって認定します。
IBT受検期間:決済完了時から150日以内(約5カ月)
詳細は、省エネルギーセンターHPをご覧ください。
IBT方式とは?
CBT方式というのは最近よく聞くかと思います。
CBT(Computer Based Testing )
全国にある試験会場となるテストセンターのパソコンにて試験を実施するサービスです。
試験によって、選択できる会場が異なったりしますが、選択した日時にテストセンターに行き、設置されたパソコンで試験を行います。
IBT(Internet Based Testing)
インターネットを経由して実施する試験やeラーニングの総称です。PBT試験(紙による試験)やCBT試験との大きな違いは、受験会場で試験を受けるものではないということです。
自宅や職場のパソコンやスマートフォン、タブレット等から、いつでもどこでも受験することができます。本人確認等が行われるケースもあるようです。
いずれの方式も、紙による試験と異なる点は、
・試験残り時間の表示があること
・見直しのチェックが可能であること
・試験解答有無の一覧が閲覧できること
・試験問題は、各自異なること
・試験結果は、試験終了とともに表示されること
学習方法
ネット上に過去問等は一切出てきませんでしたので、
検定申し込みとともに、公式テキスト(改訂版)+サンプル問題集を購入しました。
期限は、この2024年3月から決済完了時から150日以内(約5カ月)となりましたが、1月時点では、90日以内(約3カ月)となっていました。
まずは、テキスト誤植・補訂情報をダウンロード
これが実は意外に多くビックリしました。
そして、テキストをゆるく1周し、サンプル問題集をやってみました。
絶対的に自信のある項目も何か所かあるのですが、初めて知ることも多く、どこまで深く勉強するか悩みました。
が、90日という期限もあったため、この程度でIBT受検を実施しました。
受検して
当初予定した日時は、急用が発生し断念
翌日の午前中実施に自宅で行いました。
途中、孫娘が部屋に入ってきてしまいましたが、途中で止める訳にはいかず、何とかすぐ退室してもらい継続するというハプニングも💦
最初の方の配点が大きい問題は難易度が高く、時間が過ぎていきます。
もう、後回しにして途中から実施していきました。
空欄補充問題は、サンプル問題集と異なり、選択しが狭まるため実際の方が取り組みやすい感じです。
4択から誤りがあるものを選択する問題は、絶対これ違うだろ!というのがあり比較的簡単。
マクロ的な問題等はなかなか難しい問題もあります。
サンプル問題集は比較的時間に余裕があったのですが、やはり本番
80分は余裕だと思っていましたが、あと2問残して、残り時間2分。2択まで絞れるものの最後は残り数秒で勘でした。(これはなんと合っていました。)
受検結果
即、結果発表
結果は、124/150点
無事合格です。
解答・解説を見ていくと、絶対自信があった分野が間違っていました。
実際には、選択した筈なのですが、プルダウンで確実に選択しきれていなかったようです。
このような操作ミスで数問落としました。
認定番号:23A0127
有効期限:2029年3月31日
業務で、また他の省エネ・脱炭素系の検定を受験していますので、ある程度分かっていることもありますが、知らないことも多く、勉強になりました。
学習中、やはり待機電力が気になり、計測器をつけ家電の待機電力を調べたりしてみました。
まず現状を知ることは大切ですね。
コメント