浜名湖の西岸から北岸にかけての山並みを中間にある宇利峠で区切り
その宇利峠から南西に続く山並みを「湖西連峰」と呼ばれています。
JR線に乗っていると、多くのハイカーの方たちがJR新所原駅で乗降するのを見かけることがありました。
そして、浜名湖の絶好の展望台ということも知っていましたが、なかなか一緒に行ってくれる人もおらず実現できないでいました。
普段、1日12,000歩以上を目標に歩いてはいるのですが、負荷をもう少し掛けたいなというところから、ちょっと山に登ってみたいなと考えだしました。また、冬は景色が鮮明に見えるのではないか、そして12月ならまだ寒くなく、重装備しなくても良さそうだ。
こうして、思い立ち、調べてみると、絶景のパラダイスと言われる場所があることを知りました。
良し行こう!
ちょうど翌日は平日ですが、15時位まで予定が入っていなかったため、天気予報を確認の上、決行することにしました。
取り敢えずは、自動車で行き、駐車場がある出発点だけ調べ、
あとは、当日湖西連峰ハイキングマップを入手し、見ながら決めよう!
そして、2024年12月4日(水曜日)決行しました。
さて、ハイキング初心者ですがどうなるか。
ルート・所要時間・距離
(往路)
8:40梅田親水公園ー梅田峠ー9:05高山展望台ー梅田峠ー仏岩ー10:00神石山(小休憩)ー10:15雨やどり岩ー中尾根分岐ー多米峠付近ー11:05中尾根分岐ー11:10パラダイス(休憩)
仏岩と神石山の間に、ラクダ岩という箇所がありましたが、今回は省きました。
高山展望台を回らなければ、20分程度短縮できました。
中尾根分岐を大岩~知波田駅方面に行くべきところ、まっすぐ多米峠方面に行ってしまい、往復で30分程度余分にかかりました。(途中気づかなければもっと)
(復路)
11:30パラダイスー中尾根分岐ー雨やどり岩ー11:50神石山ー梅田峠ー12:40梅田親水公園
仏岩は迂回路を使い立ち寄らず、高山展望台には向かわず梅田峠からはそのまま出発点に戻りました。
所要時間は、休憩込みで、約4時間
写真撮影しながら、また所々景色を眺めながらの移動です。
歩数は、約20,000歩
移動距離は、約10㎞
ハイキング初級者コースというところでしょうか。
ただ、富士登山をイメージすると、往路は登り、復路は降りですが、登ったり降ったりが繰り返される感じです。
服装・装備・持ち物
靴は、トレッキングシューズが無いため、ウォーキングシューズにしました。
ただやはり、滑りやすい、異物が入りやすい、降りでは足の爪が痛くなる等がどうしてもありました。
靴下は、愛用の五本指の厚手の靴下を着用。歩きやすいです。
ズボンは、ワークマンのクライミングパンツ。
ストレッチタイプで動きやすいし、ポケットも沢山あるため、普段から使用しています。
シャツは、下着として汗っかきの為、速乾性シャツ。上着として防寒タイプの長袖、そして半袖の防寒ベスト。
汗が冷えると寒くなるための速乾性シャツですが、途中でもう汗びっしょりになってしまいました。着替えを自動車に置いてありましたが、途中で着替え用を持っていけば良かったと反省。
防寒ベストは途中で暑くなり、ただ風が強く汗が冷えるのを防ぐため、前後逆にしてお腹を守る形で殆ど歩きました。
帽子を持っていこうとして、家から持ってくるのを忘れてしまいました。自動車内にあったキャップを着用。冬でも日除けは大事、防寒対策にもなりますね。
手袋も軍手を持っていこうとして忘れてしまいました。自動車内にはゴム手袋等何種類かの手袋がありますが、ちょっと違うなと思い、結局素手にしましたが、防寒対策としてまた転倒時等の保護のためにあった方が良かったです。
トレッキングポールも持っていないため、何も持たず歩きましたが、特に下りではあった方が良かったかもしれません。
リュックサック
両手を空けておくことは重要ですので、必須ですね。
中には、食料品(おむすび、パン)・水(500mlペットボトル2本)、防寒用を兼ね薄手レインコート、タオル、財布、案内マップ、携帯電話、ティッシュ
ポケットには、のど飴を入れ、随時舐めていました。
山で食べるおむすびは最高!
水は、ペットボトルはやはり便利ですね。飲む度にどんどん軽くなる。
履きなれた靴でしたが、靴擦れを起こしそうでした。絆創膏を持っていけば良かったです。
では、実際のコースです。
梅田親水公園で駐車・ハイキングマップ入手
梅田親水公園(静岡県湖西市梅田160)は、ハイキングコース用の駐車場という感じでしょうか。
公衆トイレが用意されていますが、この先はトイレは無いため、必ず寄ることをおススメします。
そして、この公衆トイレの入り口右手に「湖西連峰ハイキングマップ」が置かれています。
途中、分岐箇所等には看板が用意されていますが、熟知している方以外は、現在位置を知る意味でも持参した方が良いかと思います。
舗装された道を上っていくと登山口に行きます。
駐車場を出発し、2~3分も歩くと、登山口になります。
いよいよハイキングコース開始です。
暫くは、なだらかな道が続きます。これなら楽勝かもと余裕をかます。
梅田峠~高山(展望台)
程なく梅田峠に到着
ここで分岐箇所になります。
向かって右側が、高山方面
左側が、仏岩方面
高山の展望台が一番、最寄りの展望台となりますので、あまり時間が無いという場合は、ここで引き返しになると思います。駐車場から片道20分程度です。
神石山やパラダイスに向かうのが目的であれば、高山に向かわず、ここで左折で良いかと思います。
梅田峠~仏岩
梅田峠から暫く林道を歩いているような感じの道が続きます。
これなら楽勝と思い出すと、何も表示が無い分岐点が現れます。(画像左)
今回は、敢えて負荷を掛けに来ていますので、山に登る真っすぐの道を選択
これが、仏岩へのルートでした。
アップダウンを楽しむならこのルートです。
右手は、迂回路です。距離は若干長くなるかもしれませんが、アップダウンが抑えられます。
なかなか厳しい道を登っていくと大きな岩が見えてきます。
これが、仏岩
以前は、ここからの眺めも良かったということですが、今は木が生い茂っており、展望台という感じではなくなっていました。
仏岩~神石山
途中、木の根っこが出ている坂や、石がゴツゴツしている坂を登りながら進みます。
高圧線の鉄塔と送電線が通ている箇所を歩いていく感じになりますが、当日は風が強く、この鉄塔と送電線で異様な音が鳴っていました。
鉄塔の立つ高台ルートと迂回路ルートも途中にあります。
何も書いていない分岐箇所は、結局同じところに行くということかと思われます。
なかなかハードな登りを経て、殆どの人が目指す神石山に到着です。
途中で、「今日は、富士山が観えています。」という情報もいただきました。
ラクダ岩への分岐もありましたが、今回は省きました。
ここで休憩、食事を摂る人が多かったです。
左手側に富士山を観ることができました。(実は忘れていて、帰路確認・撮影)
目標はまだ先です。
神石山~雨やどり岩
一度下って、尾根沿いを登っていく感じです。
途中、浜名湖側の木が伐採してあり、景色の良い箇所もあります。
角度的に富士山は見えませんが、浜名湖や遠州灘はキレイに眺めることができます。
雨やどり岩には、上に昇ることも可能ですが、危険度と眺望を比べると、まだ先に進む場合は、登らなくて良いかなと思います。
雨やどり岩~中尾根分岐
雨やどり岩から尾根沿いを登っていくと、山頂付近が浜名湖側の木が伐採されており、また眺めの良い箇所になります。ただ、風の通り道になり、風が強くゆっくりと腰を下ろしてという感じではありませんでした。
そして、問題の中尾根分岐
これを、何も考えず多米峠方面へと進んでしまいました。
アップダウンが結構ある道を暫く進んでしまいました。
何故、間違いに気づいたかというと、この先多米峠まで、どう見ても景色が良い箇所があるとは思えなかったこと。雨やどり岩からの移動時間があまりに掛かっても到着しなかったことからです。
木が生い茂って、風も強く、もうこのまま帰路につこうかなと考えたりもして…
そして、電波が悪い中、スマホで確認すると、大岩方面となっていました💦
分岐まで戻ります。
中尾根分岐~パラダイス
再び、中尾根分岐です。
と言っても、「中尾根分岐」という表示はありません。
多米峠行きと神石山行きが表示されています。
そして、一本表示されていない方の道に進むと、大岩行きが表示されていました。
さぁ、あとは、パラダイス入口を探すだけです。
中尾根分岐から5分程度でしょうか、発見です。
写真のように石が2か所積まれているところをがパラダイス入口です。
思わず声が出る絶景のパラダイス
写真だと少し分かり難いのですが、岬みたいになっているため、静岡県側がしっかり観ることができます。
動画の方が分かりやすいと思いますので、ご覧ください。
絶景を眺めながら、おむすびをいただきましたが、美味しかったです。
離れがたかったのですが、後の予定もあり、帰路につきました。
無事駐車場到着
シャツは汗だくになり、冷たい風が強く吹いていましたので、体調を崩さないように前側の防寒対策をして、下り道に気をつけ、迂回路を利用して、無事駐車場に到着です。
しかし、無事パラダイスに行くことができ良かったです。
中尾根分岐まで、比較的余裕で歩いていたのですが、パラダイスが見つからないという焦りもあり、そこから急激に疲労感を覚えました。
焦らず、ゆっくりと歩けば、楽しいルートだと思います。
パラダイスにはまた誰かを誘っていってみます。
気温は高めでも、山はやはり冷えます。風も強いと余計に寒さを感じますので冬場はしっかりと対策を取って行くべきですね。
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