令和3年中小企業診断士第1次試験の結果(合格発表等)
が発表となりました。
今年度の合格者数は、5,839人
合格率は、36.4%でした。
申込者数から見ると、23.8%です。
第2次試験日は、11月7日(日)です。
令和2年度の受験断念者数が多いようですので、
少し競争率が激しいのではないかと思われます。
残念ながら今年の第1次試験合格とならなかった方は
来年の受験に向けて対策を取られていると思います。
科目合格等による受験免除をどうするか?
悩ましいとことだと思います。
令和3年度 第1次試験の結果
1日目が比較的合格率が高いのが分かります。
特に、企業経営理論は3人に1人が合格していることになります。
今年の企業経営理論ってそんなに簡単だった?
労働基準法は簡単だと思ったけど。
ちょっと驚きの数値です。
また、運営管理もSNS上ではなかなか難しかったという
投稿が多くありましたが、
前年に比べるとかなり合格率が高くなっていますね。
一方、2日目は合格率が低調でした。
経営法務は例年より高めですが、3科目とも低いですね。
中小企業経営・中小企業政策は、
第22問が全員正解という取扱い(5点)でしたが、
それでも10%に満たない結果です。
科目合格率の推移
過去5年の科目合格率の推移を表したグラフです。
経済学・経済政策は、安定して20%~25%くらいですね。
中小企業診断士の試験勉強で初めて出合った科目だ!と
言う方も多いと思いますが、しっかりと理解することで
大ブレはしない科目ということですね。
経営法務も比較的難易度の変化が見られない科目と言えます。
今年は過去5年間で最も合格率が高かったんですね!
他の5科目は、年によってかなり難易度が変動しています。
経営情報システムは、今年だけ難化していたのが分かります。
過去4年間は比較的高い合格率で得点源と考えていた人も
ここで少し苦しい思いをしたかもしれません。
来年度は例年通りに戻ると良いのですが。
科目合格という権利を行使するか
科目合格をしている科目は、
ある意味、得意、得点源の科目ということだと思います。
それを除いて受験し、平均60%を確保することが可能か?
悩ましいですね。
ただ、第2次試験に関係の無い(薄い)と言われる科目は
権利行使しても良いのではないかと思います。
・経営法務
・中小企業経営・中小企業政策
特に経営法務は例年合格率が低いため免除選択かなと思います。
経済学・経済政策も第2次試験に関係の無い科目ですが、
難易度が安定していることから得点源とできる方は
受験するのも手かなと感じます。
こういった点も、中小企業診断士受験の面白さと言えるかもしれませんね。
受験する側(私もですが)からすると、悩みどころですが。
では、皆さん
まだまだ先は長いと思わず、
あっという間に時間は過ぎていきますので
コツコツ目標に向かって歩みを続けましょう!
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