岩村藩(現在の岐阜県恵那市岩村)出身の幕末の儒学者で
幕末から明治維新にかけ、
新しい日本をつくっていった指導者たちに
多大な影響を与えたという『佐藤一斎(さとういっさい)』
歴史好きで、読書好きを自認していましたが、
恥ずかしながら知りませんでした。
言志四録(げんししろく)
「言志四録」とは、「言志録」「言志後録」「言志晩録」「言志耋録(てつろく)」の全四巻を総称したものであり、内容は学問、思想、人生観など多義にわたり、修養処世の心得が1133条にわたって書かれた随想録である。
いわむら一斎塾より
42歳から82歳までの40年という間、書き継がれたリーダーシップ論
多くの名言が書かれ、指導者のバイブル
佐藤一斎の名言
少にて学べば、則ち壮にして為すことあり。
壮にして学べば、則ち老いて衰えず。
老いて学べば、則ち死して朽ちず。
解釈としては、
少年のとき学んでおけば、壮年になってから役に立ち、何事かを為すことができる。
壮年のときに学んでおけば、老年なっても気力が衰えることはない。
老年になっても学んでおけば、ますます見識も高くなり、社会に役立つこととなり、死んでからもその名は残る。
「生涯学習」という言葉が当てはまるでしょうか。
生涯学習と言うと、定年過ぎた年代の方が、日々の楽しみや生きがいを感じ、豊かな老後生活を送るためのものという意味合いと捉えがちですが、学校での勉強だけでなく、自己研鑽をしていくこと
経営者になると、日々の多忙な中、どうしても現状の問題等に対応していくことが求められますが、学び続けていくことが必要ですね。
中小企業経営者は勉強不足?
「いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」(講談社α新書)
の中で、転職、創業以外で、小さな会社をM&Aすることを提案しています。
ここでのサラリーマンは、大企業の課長以上の管理職クラスをターゲットにしていると思われますが、大企業では当たり前のことが中小企業ではできていないことが多く、その知識が無い人が多いという前提で書かれていると読めました。
大企業で当たり前の知識が無い(勉強不足)ということです。
大企業の経験を活かし、十分小さな会社を改善し経営できますよという提案です。
個人的にはそんなことはなく、色々な制約がある中、全体を俯瞰して見ることができにくい等が考えられるかと思います。勉強熱心な方が多いという感想です。
例えば、中小企業診断士資格を有している経営者であっても、第三者の経営コンサルタントを入れているケースもありますが、そういうことかと思います。
ただ、知らなかった、知ろうとしていなかったこともあるのは事実かと思われます。
会社の誰よりも努力しているとは思いますが、更なる研鑽を行っていきましょう!
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