FP試験などでお馴染みの「きんざい」
正式名称は、「一般社団法人 金融財政事情研究会」
様々な資格試験を実施していますが、
その中で、金融業務能力検定というものがあります。
金融機関の方向けに、基本的な業務知識や実務への対応力を検証する検定試験です。
事業承継・M&Aも、その中の一つです。
3級と2級があり、いずれも特別な受験資格・条件がなく受験することができます。
今回は、3級を飛ばし、2級を受験しました。
理由は、
1.銀行業務検定試験 事業承継アドバイザー3級に合格していること
(2級、1級の上位試験なし)
2.当試験に合格することで、事業承継・M&Aエキスパートと名乗ることができること
3.事業承継シニアエキスパート、M&Aシニアエキスパートの受講・受験資格が取得できること
試験概要
試験時間:120分
2時間集中するのはなかなか大変です。
でも、時間は比較的余裕かも
出題形式:四答択一式30問、総合問題10題
四答択一式は、4つの選択肢の中から、正しいもの又は誤っているものを選択
総合問題は、10問ですが、1問が幾つか(2~4)の設問に分かれています。
残問題数で時間を見ていると、後半の総合問題で焦るかも
試験範囲:1. 事業承継関連税制等
2. 事業承継関連法制等
3. M&A基礎知識・関連会計
4. M&A関連法制等
5. 総合問題
合格基準:100点満点で70点以上
少し合格基準が高いので、油断できないですね。
勉強方法・勉強時間は?
まず、勉強時間
「人による」という言い方になってしまいます。
従事している業務内容や、保有している資格によって変わってきます。
まぁ、こう言えば、何でもそうですが
中小企業診断士の1次試験の勉強をしている人(していた人)であれば、
財務会計や法務の知識が活用できます。
FP資格を有し、相続・贈与関係の知識がある方であれば、事業承継関係は比較的分かりやすいと思います。
私の場合は、中小企業診断士の勉強をしており、事業承継アドバイザー3級を合格していますので、基本的なことは分かっているため比較的短期間(勉強期間的には1カ月未満)で受験しました。
勉強時間は、合格が目的ではありませんので、少し多めだったかもしれません。30時間くらいでしょうか。
勉強方法は、
一般社団法人金融財政事情研究会検定センターが出している
「金融業務2級 事業承継・M&Aコース試験問題集」
を活用しました。
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この問題集で出題されている内容を個別に確認していくという感じです。
相続・贈与関係は、国税庁HPが参考になります。
特例なども当然ですが、しっかり説明があります。
パンフレット・手引き
事業承継関係は、中小企業庁HPや事業承継ガイドブックが参考になります。
中小企業庁>事業承継
事業承継ガイドブック
いろいろ広報冊子ありますが、事業承継ガイドブックは一読を
M&A関係は、中小企業庁>中小M&Aガイドラインが参考になります。
中小M&Aガイドライン
難易度は?
前提知識の有無によりますが、
一般常識的な問題もあり、基本的なことを抑えておけば大丈夫です。
事業承継アドバイザ―3級に比べると、出題方法が分かりやすく解きやすかった気がします。
民法と相続税法での違い
相続と遺留分での違い
など、同じ内容でも扱いが異なるものはしっかり把握しておく必要があります。
出題方法も素直ですので、解きやすかったです。
初めて見聞きしたキーワードが幾つか出てきましたが、幸い同じ問題での選択で、正解であろうキーワードが分かりましたので、難なく過ごせたと思います。
四答択一式と解いている時点では、1時間位で終わるかもと感じました。
総合問題の設問数が多く、結果1時間半(90分)かかりましたが
後から見直しに入れたのは、3問(2択で悩む)
結果、1勝2敗でした💦
総合問題は、「正しいものを全て選べ」の場合は、それぞれをチェックして解答でした。
結果は?
CBTの良いところは、
試験終了とともに、合否が分かること
終了とともに、「合格」と表示されました。
出題テーマ別の正誤リストも出力されるため、問題は分かりませんが、確認ができます。
個人的には、もっと良い結果が欲しかった。
まぁ、最低はクリアした感じでしょうか。
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