小規模事業者持続化補助金|ホームページ作成をするときの注意点

創業支援
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起業すると、まずは優先度の高いことは
「新規顧客の獲得」
で間違いないと思います。

稀に、何もしなくても集客できるという方も
いるかもしれませんが、それはあくまでも例外中の例外

いくら高い技術があっても、美味しいものを提供できても
お客さんがいないと始まりません

特に、起業したての小規模事業者・個人事業者は
実績もないことから直接指名されることも考えにくく
そういう意味でも、新規顧客獲得に向けた活動は必須となります。

どのような手順で、どのような方法があるのでしょうか?
今は手軽に行うことができるものもあります。


販路開拓・拡大方法

色々な方法がありますね。
順不同で上げていきます。

●知人・友人の紹介
●SNSの活用
●ブログ・メルマガの活用
●飛び込み営業
●ダイレクトメール(郵送・Eメール)
●ポスティング
●新聞折り込みチラシ
●看板(屋外広告)
●パブリシティ(マスメディアの報道)
●発表会・展示会出展
●交流会への参加
●口コミサイトの活用
●動画共有サイトの活用
●ECモールへの出店
●自社ネットショップ構築
●ホームページ作成
●インターネット広告
   :

無料のもの、有料のもの
自分でできるもの、自分ではできないもの

どれが有効か?

業種・業態によっても異なりますね。
また、同じであってもターゲット層によっても異なってくることがあります。

インターネット広告と言っても、検索エンジン、SNS広告(Facebook、LINE等)、アフィリエイト広告など様々です。


新規顧客獲得は、リピート顧客獲得よりコストが掛かると言われます。

小規模事業者持続化補助金の活用

小規模事業者持続化補助金とは、
中小企業庁が出している補助金制度です。

(前略)小規模事業者等が取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ることを目的とします。

本補助金事業は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取組や、あわせて行う業務効率化の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。

小規模事業者持続化補助金公募要領より抜粋


補助率は、補助事業経費の2/3
上限額は、50万円
(公募内容により、補助率・上限額が変わるケースもあり)


名称が、小規模事業者持続化補助金となっていますので、
小規模事業者及び個人事業主が対象となります。

小規模事業者や個人事業主が、
販路開拓を行う上での経費が補助してもらえるということです。
助かりますね!

小規模事業者持続化補助金の活用の留意点

国からの補助金ですので、定められた手順で実施する必要があります。
細かくは、随時公募される際に公開される公募要領を参照してください。

「参照してください。」
と言われて見ても分からないという場合が多いと思います。
その場合は、当ブログのお問い合わせいただいても結構ですし、お近くの商工会・商工会議所、お取引のある金融機関等にご相談されても良いかと思います。


留意点は何点かありますが、その中でもという点を上げます。

①事業計画を作成、採択されないと補助対象とならない。
②事業計画で記載されていないものは補助対象とならない。
③採択後に届く、補助金の交付決定通知書の通知日以降の実施しか認められない。
 (通知日より前の実施は補助対象外、但し例外の場合あり)
④事業計画提出期限から採択・交付決定まで数か月(2~3か月かかる)
⑤支払方法は原則銀行振込。
⑤実施に当たり証拠書類(見積依頼・見積書・発注書・納品書・請求書・成果物等)が必須
⑥実施期間が定められている。
⑦実施完了後の報告が必要。各証拠書類の整理、成果報告等
⑧報告完了後、数か月後に振り込み。

長い場合、事業計画を作成・提出~採択・交付決定~実施~報告~振込まで、1年間程度となるケースもあります。

色々書きましたが、
ちゃんとした計画を作成して、Goと言われたら実施してね。実施は誰にでも分かるように書類や成果物を整理した上で、報告後に確認し計画通りと認められたら始めて補助金を交付しますよ。

です。


補助金を活用してホームページ作成をするときの注意点

販促のためのホームページ作成を外注するときの注意点

ホームページ作成は、
自分で無料でできるものもありますが、
手間も知識も必要になります。

そのため、小規模事業者持続化補助金等の補助金を活用して
外注で作成してもらうということが多いと思います。

外注先が決まっている場合は良いのですが、
決まっていない場合は、どこにお願いするかが悩みどころです。

補助金に採択されると採択者一覧が公開されます。
一部専門業者からこのリストを元にダイレクトメールが届くことがあります。

また、ホームページ作成事業者が
起業したての事業者向けに、
補助金を活用したホームページ作成を紹介してくるケースもあります。
登記情報も見ることができますので、この情報を元にしてくると思います。


初めてホームページ作成をする場合、
その相場が分からず判断できないという場合もありますが、
補助金活用することで割安感が強調されます。
そのため、ついということもあると思います。

今までの実績・事例等を参考にするかと思いますが、
何を重視するかですが、判断が難しいところです。
・価格重視
・デザイン重視
・SEO重視
・自分でブログ更新できる・メンテナンス可能等の拡張性重視
  :


どこに依頼するにしても、注意すべき点は

●自分のことは自分が一番分かっている
外注先が自分の業界に精通しているケースもあるかもしれませんが、
通常はまず業界知識はありません。

ホームページで何を伝えるかを考えるのは、あくまでも自分次第です。
伝え方は、外注先が考えてくれるかもしれません。

●売りたい商品・サービスの紹介にしない
ついつい、商品・サービスを前面に押し出し、その紹介をしたくなります。
でも、今の時代いい商品・いいサービス・美味しい物は当たり前です。

×何を売るか

スタートは、ターゲットと考える顧客です。
その顧客が買いたくなる・頼みたくなる情報を提供していく。

〇何故買うのか・何故頼むのか

●著作権の譲渡
こちらが依頼して、外注先で制作を行った場合、
依頼主に著作権があると思われがちですが、
なんと、何もしないと著作権は制作側にあります。

作って終わりという外注先も少なくありません。
補助金を活用すると予算も多くなりますが、
メンテナンスは費用が抑え気味になりがちですので、
そのようなところも😢

著作権が相手にある状態では、
自分でにしても、他に依頼するにしても
メンテナンスが面倒くさいことになるかもしれません。
勝手に直せなくなります。

契約時に著作権の話をしっかりしてこない外注先も多いと思います。

しっかり、著作権譲渡を含めて依頼を行いたいものです。
他でも(例えばチラシ)活用したい場合もありますので
メンテナンスすることが無くても譲渡はしておくべきです。

ロゴ、写真・イラスト・動画、音楽・効果音は勿論
外注先が投稿したブログ等も著作権に関わってきます。

商標権も別途考える必要があるかもしれませんね。

このように権利関係も非常に重要です。


ホームページ作成一式という見積には注意
範囲や権利等が分かりませんね。

ホームページは、
作成して終わりというものではありません。
自分の代わりに営業活動をしてくれるものですから
大事に育てていくためにも
最初のところを間違わないように!


ホームページの役割

ホームページを公開することで、
集客を目指すということが目的となると思います。


それ以外に、どのような役割が考えられるでしょうか。

まず、何か例えばチラシや看板などを見掛けた。
口コミで見掛けた。
採用情報を見掛けたというのもありますね。

こういう場合、
多くの人は、ホームページを見るのではないでしょうか。

存在の確認、どういうものか確認の役割を果たします。

ホームページがあることで信頼度も上がるかもしれません。
ブログ等で情報発信が多いとなんとなく安心できます。

商品・サービスの比較にも使われますね。
同じような商品・サービスとどう違うのか。

ここで差別化がされているかどうか
ターゲットに刺さるかどうか

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